天王山(岐阜) 537.8m(42座目)

平成9年4月12日(土)晴れ

〜社交性抜群!とにかく楽しい男性に会えました〜

ヒカゲツツジが見られる 陽気で明るく話し好き ゆっくり歩き 山頂は社交場 YANOさんの心意気

  • 参考としたガイド・・・・・

    名古屋から行く
    隠れた名山 64
    松井志津子編

  • マイカ−アクセス・・・・・

    美濃インター=県道美濃洞戸線
    =御手洗=倉木林道(約20分)

イラスト(天王山登山マップ)

イラスト(マイカー)

駐車場


マイカーで美濃インターから登山口まで20分と書いたが、少しでも
近道をしようと、美濃インタ−を降りてから,最初は大矢田神社のあ
る方面へ車を走らせた。しかし、細い道に入ってグルグル走り回った
挙げ句、結局登山口へは着けなかった。
やむなく291号線まで戻り、ガイド通り板取川沿いを走り、御手洗か
ら入る事にしたが、ここでもひとつ手前の神洞地区に迷い込んでしまい
結局は大幅な時間ロスをしてしまった。
御手洗の部落でも特に案内板らしきものもなく、ヤマカンで、適当に入
っていったら今度は運良く290号線に出られた。倉木林道に入るとす
ぐ登山口で、車止めあたりに数台が駐車できるスペースがある。
(やれやれ・・・)
イラスト(登山届) 初めての山のアクセスは登山口を見つけるのに結構苦労する事が多い。
それに後でよく読んだら、大矢田神社からの登山ルートもある事がガイ
ドで紹介されていた。
(なんだ、神社まで行っていたのに・・・)
今回歩く
Aコースは、駐車場少しを戻った林道脇に案内版が立って
いる。

Aコース案内版
手作りイラストにはA、B、C、
Dコースが描かれている


ヒカゲツツジが見られるぞ・・・

つい2週間前に、鈴鹿の御池岳ではハアハア息を切らし、雪を
かき分け登ったのがうそのような暖かかさで、大汗をかきなが
らの山歩きとなった。「
4月はこの辺りでは珍しいとされてい
るヒカゲツツジが見られる
」とガイドブックで紹介されており、
花博士特訓中?の妻はもう登る前から気分わくわくなのだ。

登山口では、枝垂れ山桜とこごめ桜が満開・・・!!登り始めて
からも、いたる所で山つつじが咲き乱れ、ピンク色がとてもあ
ざやかで春爛漫。しばらくすると対照的な色合いのヒカゲツツ
ジが姿を見せ始め、
「あった〜ぁ」と、妻が思わず歓声をあげた。

<・・・・・・Aコース登山口に立っている案内板

花(ひかげツツジ)

ヒカゲツツジ

一休さんの出会い

このうす黄色の花はなんとも可憐な感じで、満開の群落が
目を楽しませてくれる。さらに尾根沿いに進むと同じ登山
口からの直登するBコースとの合流点に出る。

「一休さん」と書かれたカラフルな札が木にかけてあり、
展望が良いわけではないが、ちょうど1時間歩いたので文
字どおり、一休み。しばらく休んでいると、ここでBコー
スからフーフー言いながら一人の男性が登ってきた。

イラスト(Yさん)

「マイペースで歩いてます」


陽気で明るく話し好き・・・

Bコースから息を切らしながら登って来た男性はすでに汗びっしょ
り。最近は、
(と言っても山登りを始めて日が浅いのだが・・・
山歩きの服装も、帽子から靴に至るまで、登山用でビシッと決めて
いる登山者が多い中で、この男性は上着は白いワイシャツ、

(どう見ても登山用のシャツではなかった)
ズボンはジャージと、
きわめてシンプルなのだ。挨拶を交わし話しをすると、山の様子に
大変詳しく額に流れる汗をぬぐいながら・・・

「この山は好きで、しょっちゅう登ってるけど、僕はからだがあま
りスマートじゃないのでネ、グループ登山では遅れてメンバーに迷
惑かけちゃう。だからいつも一人で適当に休みながらマイペースで
気ままに歩いているんですよ」

と、初対面とは思えないほど、気さくな感じで話してくれた。

イラスト案内板を描いた主は・・・?

ガイドブックの紹介によれば「この山をハイキングコース
として整備し案内板や山頂小屋まで作ったのは、佐藤勝
昭氏
」だと詳しく紹介されていたが、この男性は佐藤さんとは
交流があるらしく色々と話しをしてくれた。

偶然出会った人から、エピソードが聞けて得した気分だ。
何気なく見ていたカラフルな案内板は、いかにも手作りという
という感じがして、訪れる登山者の助けになっている。

・・・・・・・・・・・・・・Cコース合流点の案内板・・・・・・>

カラフルな案内板
火の用心・・・・タバコのマナー

イラスト(Yさんに抜かれる)

二度目の休憩をしていたら・・・


ゆっくり歩きで、お先に

話し好きなこの男性は、愛知県の江南市から来たYANO
さんと名乗られ、我が家のある一宮市とはお隣り同士で話
もはずんだが、時間も経ったのでこれから一緒に登りまし
ょうかと誘ったが、

「僕はあくまでマイペースで1人でゆっくり歩きます。ど
うぞお先に」
「それじゃ後で山頂でお会いましょう。お先に・・・」
と、先に歩き出した。

今日の陽気は4月とは思えない暑さで、歩き出すとすぐ汗
が吹き出す。この山にはもうひとつCコースがあり、その
出会いとぶつかる場所にまた一休さんの看板がある。喉が
よく渇き、息が切れ、ここで二回目の休憩をとった。

子供連れのグループがCコースから登って来て、一気にに
ぎやかになった。しばらくしてYANOさんが追いついて
きた。当然休むのかと思ったら、私達に会釈して先に行っ
てしまった。
ありゃ?謙そんしてたけど体力あるじゃないの。
ゆっくり歩きのお手本みたいだ。


イラスト(頂上でのYさん)

山頂広場は社交場・・・♪


山頂はのどかな社交場


山頂は広くて展望も良く、たくさんのパーテーが休んでいた。
避難小屋が建ち、またリールや木材がテーブルや椅子として
備えられていた。ちょうどお昼どきでにぎやかな頂上は憩い
の広場という感じだ。避難小屋の中に入ってみると山の写真
が展示され趣向が凝らしてある。殺風景にならないよう、佐
藤さんが手間ひまかけてコツコツ作り上げたんだろう。

それぞれのグループから耳に入ってくる話しを聞いていると
、もう何回も登っている人が多いのに気がついた。ところで
YANOさんは、と目をやると・・・顔見知りが多いのか会う人
ごとに
「やあ、やあ」と声をかけ談笑している。この人はき
っと山の景色よりもみんなに会えるこのひとときがたまらな
く好きなのだろう。あちこちのパーテーに精力的に話しかけ
ている。
イラスト(Yさんの顔) ほんとうに楽しそうで、山でここまで社交的な人を見た
事がない。
たいがいは山頂に到着すると、座って昼食を食べながら、遠
くを眺めながら
「いいなあ、いいなあ、」とか言ってのんび
り過ごすのがパターンで、
(自分はまったくその通り)
黙っておにぎり食べているのが悪いような気がしてきた。
それほどYANOさんはこの場の雰囲気を明るく盛り上げ、
いい社交場に作り上げている。

(もう感心しきり・・・)

イラスト(花粉症に悩む)
YANOさんの心意気


いつもこの山に登りながら、会う人達と会話しながら心行くまで
楽しんでいる姿が本当にうらやましい。
山頂のにぎわいは果てることなく続いてたが、その光景を惜しむよ
うに腰を上げる。今日の山歩きは珍しい花も見られてたばかりか、
こんな楽しい雰囲気の人とも出会え大満足の一日だった。

・・・・と言いたいところだが、この季節、特に今日は持病の花粉症で
鼻水がとまらず、もう鼻が痛くて散々だった。

「グシュン・・・」


 

 

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